2020・8・30 ルカ6:39~45 良い木と悪い木

 ・盲人の導き手
 「盲人に盲人の手引きができるでしょうか」。盲人とは霊的に見えない人のことで、霊的に見えない人が、他の人を導くことはできないことを示し「ふたりとも穴に落ち込む」と悲惨な結果となることを警告しています。導く者はまずは自分が霊的に盲目であることを自覚し、心からキリストの導きを求める必要があることを示しています。

・塵と梁
 「兄弟の目にあるちり」とは、兄弟の欠点や落ち度のことを意味します。人は他人の欠点や落ち度には敏感に気づき、それを正そうとします。その場合「自分の目にある梁には気がつかないのです」。梁とは、完全に目を覆うほどの、大きな欠点です。そこで人を正そうとする場合には、いつの場合にもまず「自分の目から梁を取りのけ」る必要があります。そのためにはキリストのみ言葉と御霊によって心を照らされて、自分のうちにある大きな障害を砕きさることが大切です。

・ 良い木と悪い木
 最後に「悪い実を結ぶ良い木はないし、良い実を結ぶ悪い木もありません」とあります。それと同じように「良い人は、その心の良い倉から良い物を出し、悪い人は、悪い倉から悪い物を出します」と続いています。このたとえは、人は悔い改めてキリストを信じることで、初めて良い心となり、良いわざなすことができることを示しています。どのような場合でもキリストによって、心が変えられなければならないのです。   

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