2010/3/1 コロサイ2:16~23 キリストに結びつく…本体と影

・本体はキリスト
 異端の教師たちは、外面的なタブーや日を特別視するよう教える人々でした。しかしパウロは、それは影であると語ります。つまり目に見える律法規定は、それ自体は実体がなく、本体であるキリストを指し示すためのものだということです。
 人は、本体を外面的なものに求めますが、聖書では、「本体」は目に見えない存在であり、ただ福音を通して啓示されたキリストであることを一貫して示すのです。

・見栄えと偽りの宗教
 パウロは繰り返して、異端の教師たちの誤りを指摘します。自己卑下、御使い礼拝、幻など、彼らの常套手段をリストアップしています。これらは一見、霊的に見える礼拝の姿ですが、実体は人間の視覚、見栄え、感覚、軽薄さに訴えて、欺くものです。形と言葉はきらびやかでも、肉であり、虚偽の宗教としています。

・キリストに結びつく
 パウロが繰り返し語ることは、本体であり、かしらであるキリストに結びつくことです。それはただ全面的な信仰と献身によって可能です。「このかしらがもとになり、からだ全体は、関節と筋によって養われ、結び合わされて、神によって成長させられるのです。」
 私たちも一人一人がキリストに繋がり、キリストのからだである教会を成長させていただきましょう。