2018/12/30 ミカ7:18~20 罪を海の深みに


「あなたのような神が、他に」
 預言者ミカは、「あなたのような神は、ほかにあるでしょうか」と告白しています。神は天地創造の神としてご自身を示し、また歴史の中で、約束通りに救いの業をなしてこられた神です。力と存在と正義と聖さにおいて、比較できる神々はありません。私たちの国の神仏もこれに比べることはできません。

・そむきの罪を見過ごしにされる神
 さらに神のすばらしさは「残りの民」に対して現されます。「残りの者」とは、最後まで信仰を保つ人々のことで、私たちキリスト者もまた「残りの民」です。神は彼らに対して「そむきの罪を見過ごしにされ」「怒りをいつまでも持ち続けず、いつくしみを喜ばれる」方です。
・罪を海の深みに
 ミカは神が啓示された新しい救いの約束にもとづいて祈っています。「すべての罪を海の深みに投げ入れて」とは、出エジプトの時に、パロと軍勢とを海に投げ入れたように、今度は、罪そのものを踏みつけて、海の深みに投げ入れるようにと祈っています。罪の廃棄こそが、祝福の条件だからです。

・一年の終わりに
 私たちは一年の終わりに礼拝に集っていますが、このミカの祈りを借りて、私たちも祈るべきです。そして、罪の赦しについて確信を持ち、聖められた心と姿で新しい年を迎えたいのです。そこに神の祝福と生命がくだると信じるからです。