2017/12/17 ヨハネ1:14~18 ことばは人となって



・ことばは 人となって
 「ことばは人となって…」とあります。「ことば」とはキリストのことを意味しますが、父と同じ神の性質を持つだけではなく、あえて肉体をとって人となったと言うことです。「私たちの間に住まわれた」とは、私たち人間と同じ死と罪が支配する世界で生活したことを意味します。

・「神の子」の栄光
 神の「栄光」は、旧約聖書においてもしばしば現されてきました。シナイ山において、ソロモンの神殿において、様々な奇跡において現されました。「この方」も奇跡とことばによって神としての栄光を現しました。さらに十字架において罪の赦しによる栄光、復活において公に神の子としての栄光を現しました。どれもこれも「この方の栄光」は罪人に対する「恵みとまこと」に満ち満ちています。

・「見た」ということ
 イエスに伴った弟子たちは「この方の栄光を見た」と証言します。彼はイエスの奇跡とことばに栄光を見たのは明らかです。しかしなによりも十字架の姿に輝くほどの栄光を見たのです。初め惨めな姿に躓いていた彼らでしたが、十字架の意味を知らされた時に神としての「恵みとまこと」の尊い姿を心の目で見ることになったのです。
 私たちはこのクリスマスに御言葉をとおして幼子キリストを見るのですが、精霊によって心の目も開かれて「この方の栄光」を輝かしていただくように祈りましょう。