2016/5/29 Ⅰコリント15:58 虚無と真実



1コリント15:58から
 「堅く立って、動かされることなく、いつも主のわざに励みなさい。あなたがたは自分たちの労苦が、主にあってむだでないことを知っているのですから。」 1コリント15:58
 コリントはギリシャの町で、この世の実生活を軽んじる傾向がありました。そのために、虚無的な生活スタイルが蔓延し、道徳的にも退廃していました。しかしパウロはキリスト者はこの世の実生活も大切にするようにと勧めています。それはキリスト教信仰は、具体的な生活の中で育まれ、永遠に至る生命が養われ、実る場であるからです。

・古さを大切にする文化
 私は一週間のドイツスイスツアーで目にとまったのは、彼の国民が古い町、古い文化を大切にしていることです。そして、その古き町を愛し、今の自分たちの生活も着実に積み上げているということです。そこには何よりも心の安らぎがあります。ドイツ語で「古い」はアルテといいますが、その言葉には慕わしさ、懐かしさという意味も含まれていることです。

・虚無と真実
 ドイツの童話作家ミヒャエルエンデは「モモ」「ネバーエンディングストーリー」を書いていますが、そこでとり上げている問題は、現代の効率主義と虚無でした。効率、発展というお題目の中で、古いものを否定していくときに、そこに残るものは虚無だけということです。
 私たちは虚無の悪魔にも打ち勝つキリストという真実が与えられたのですから、堅実な信仰と教会生活を通して、真実な世界をこの町にも打ち立てたいと願わされました。