2010/3/14 マルコ11:1~11 ロバの子に乗った王

・ロバの子
 主イエスはロバの子に乗ってエルサレムに入城しようとされます。それはゼカリヤの預言に従ったことと共に、神の国の姿を示すためでした。ロバの子は純真です。小さく、弱く、それゆえ柔和です。小さい者、弱い者、痛みを持つ者がまず招かれる国、それが神の国なのです。
 
・「主がお入り用なのです」
 ロバの子には地上の所有者があります。ロバの子を連れ出そうとするときに「なぜそんなことを」という人がいるのです。しかし主イエスこそ、一切の支配者であり、真の所有者です。また最も有効に用いることができる方です。「主がお入り用なのです」という言葉と、召命をだれも拒絶できません。
・ロバの子に乗った王
 主イエスがロバの子に乗って、エルサレムに入城されたときに、人々は「ホサナ・・・」と叫んで喜び迎え入れました。世の王たちとは異なって柔和さを持ち、小さい者、弱い者を受け入れる王であることを知ったからでした。

・私たちもロバの子
 現代も人々の前に主イエスを運び、神の国を知らせるのは、ロバの子のような人々です。小さく、弱く、従って柔和さを持つ者です。
 その小ささのゆえに「なぜ、わたしが」と戸惑うことがあっても「主がお入り用」と覚えるなら、精一杯の心で主イエスのご用のために自分をささげるべきです。その時、主イエスもその人を担ってくださいます。

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