2011/2/27 ローマ5:6~11 神の愛の勝利

・罪人のためのキリストの死
 「私たちがまだ弱かったとき、キリストは・・死んでくださった」「私たちがまだ罪人であったとき、キリストが私たちのために死んでくださった」とあります。
 確かにキリストは十字架に付けられ、自分を打つ者たちのために祈られました。使徒パウロ自身もかつてはキリスト教会の迫害者であったのにキリストは彼のために死んでくださっていました。それは現在の私たちの場合も同じです。

・神の愛の明示
 三位一体の第二格が神の子キリストです。父の神に限りなく愛され、しかも尊厳、能力、性質において父に等しい存在です。この死は父の死と等しく、そこに永遠の愛が明示されたのです。しかも私たちが罪人であったときの出来事です
 神の愛はアガペーの愛と言われますが、質においても量においても、この世の愛(エロス、フィリア)とは隔絶しています。

・神の愛の勝利
 過去に明示された神の愛は、私たちの現在と未来においても、決して変わらず、むしろ増し加わります。
 つまり罪人をも愛する方が、義とされ者たちを「怒る」はずはありません。「和解させられた私たちが・・・救いにあずかるのはなおさら」です。
 教会のシンボルは十字架ですが、この過去における愛の真実は、現在、未来において、ますます私たちに向けて増大する神の愛の印でもあります。私たちは、この神の愛を信じて、大いに喜んで生きるのです。

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