・シオンへの大路
「その心の中にシオンへの大路のある人」とは、旧約の巡礼者たちのことを指しております。彼らは遠い地方からエルサレムの神殿に登っていくのですが、その巡礼の姿とともに、心の信仰にも「シオンへの大路」が刻まれていました。それは神を慕い、礼拝しようとする志です。
・神の御前に現れる
巡礼者は険しい道、危険な道を通り、暑さと渇きという試練がつきまといます。それが「涙の谷」です。しかし神の愛に守られているので、どのような試練も「泉の湧くところ」=幸いとされます。
彼らは「力から力へと」気高さを持って旅を続けることができ。ついにエルサレム神殿において「神の御前」に至るのです。
・召天者と私たち
召天者たちもまた、現代の「心にシオンへの大路がある」人々でした。地上の生活の中で神を愛する心を持ち、具体的には神を礼拝しました。地上で様々な試練を体験しましたが、それも神によって益とされる体験をしました。さらに今は、天国で神の御前に現れ、血肉の体ではなく霊の体で、純粋な礼拝者とされています。
私たちもまた、地上の生涯を全うして「神の御前に至った」召天者を覚えながら、自分自身の心のなかに「シオンへの心の大路」をしっかりと刻みましょう。
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