・ナインの母
主イエスがナインという田舎町に行ったとき、ちょうど「やもめとなった母親のひとり息子が、死んでかつぎ出されたところ」でした。町の人々は、その母親に深く同情し、葬列は深い絶望と悲しみに覆われていました。
・息子の復活
「主はその母親を見てかわいそうに思い、「泣かなくてもよい」と言われた」とあります。深い同情心は主イエスの特徴ですが、それだけではなく、死の絶望と悲しみからの解決手段を持つ方です。
主イエスは死も汚れも決して恐れることなく棺に手をかけて「青年よ。あなたに言う、起きなさい」と言われました。すると「その死人が起き上がって、ものを言い始めたので、イエスは彼を母親に返された」とあります。深い同情と共に復活だけが、母親を元のとおりに回復させる手段でした。主イエスは、完全な解決を与えたのです。
・「死は勝利にのまれた」
死の絶望と悲惨は、古今東西どこの国でも深刻です。その問題は、人間の力や同情では決して解決することがなく、ただ主イエス・キリストとその復活の言葉によるのです。
「死は勝利にのまれた」(1コリント15:54)というみ言葉がありますが、このことは、単に2000年前のナインだけではなく、私たちの町でも福音宣教により起こることです。
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