・「風に揺れる葦」ではなく
主イエスは群衆に対して、わざわざ「荒野に出て行った」のは、どうしてだったのかと問い、あらためてバプテスマのヨハネの存在意味を確認しています。彼らは無意味な「風に揺れる葦」でも、この世の栄華を見に行ったのでもないこと。いや、それ以上の価値、世の次元を超えた存在を見に行ったことを想起させております。
・預言者と神の国
イスラエルの歴史の中で、預言者たちは特異で顕著な存在で、みなキリストと神の国を指し示し、預言しました。主イエスは、ヨハネを預言者中最大の預言者としています。それは彼が最もに明瞭にキリストと神の国を預言し指し示したからです。
しかしここで、主イエスは「神の国で一番小さい者でも、彼よりすぐれています」と宣言します。それはイエスをキリストと信じて、その永遠の生命を受け、神の国を相続する者だからです。
・神の国を証しする
ユダヤ人たちは「市場で遊んでいる子どもたち」のように空虚で、自分勝手な物言いをし、決して、神から遣わされたヨハネもキリストも受け入れようとしなかったのです。その態度は、私たちの社会もまったく同様です。
しかし、キリストによって神の国に入れられた私たちは、イエスこそキリストであり、彼によって神の国は成就したことを、喜びと感謝と力を持って証しするのです。
0 件のコメント:
コメントを投稿