・十字架を負って
兵士たちは、イエスにの十字架を、クレネ人シモンに負わせまました。主イエスの十字架を負うという点で、彼は私たちキリスト者の典型です。
さらに主イエスの後には、大ぜいの群衆と嘆き悲しむ女たちが従いました。主イエスはその女たちに向かって神の裁きを預言します。それは単に、彼女たちだけではなく、すべてイエスをキリストと信じない者たちに対する裁きの預言です。
・十字架上のとりなし
ゴルゴダで、主イエスは兵士によって十字架につけられました。そのときに「父よ。彼らをお赦しください…」と神に向かって赦しを願います。神と主イエスに敵対し反逆する者たち全てに対してのとりなしです。その贖いと和解の姿こそ地上に到来した神の子の真の姿でした。
・ユダヤ人の王キリスト
「「これはユダヤ人の王。」と書いた札もイエスの頭上に…」とあります。ユダヤ人の王とは、旧約聖書で預言されてきた神の子キリストのことです。彼はユダヤ人の王だけにとどまらず、全国民の王として定められています。その使命は、力で敵を打ち負かすことではなく、神と人間との和解と贖いでした。
私たちは彼の贖いと和解を受け入れた者たちですが、私たちの使命は彼の十字架を背負って地上の生涯を全し、彼を証しすることです。
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