・独身と結婚
パウロはコリント教会からの問い合わせに対して答える形でキリスト者の独身と結婚生活について指針を示しています。
まず「男が女に触れないのは良いこと」と独身生活を尊重しています。「触れない」とは性的関係を持たないという禁欲スタイルです。「しかし、不品行を避けるため、男はそれぞれ自分の妻を持ち、女もそれぞれ自分の夫を持ちなさい」とあります。
・夫と妻の義務
「夫は自分の妻に対して義務を果たし、同様に妻も自分の夫に対して義務を果たしなさい」。ここで「義務」とは性的なつとめのことです。結婚について「産めよ増えよ」、「キリストと教会」などの意味付けがありますが、不品行から互いを守ることも重要な意味です。
「合意の上でしばらく離れていて、また再びいっしょに」と離れる場合も互いの「合意」が必要であり、しかも「再びいっしょ」が条件です。
・独身と結婚の賜物
最後にパウロは「すべての人が私のようであること」と独身で専心して神に仕える幸いについて述べています。しかし「ひとりひとり神から与えられたそれぞれの賜物を持っている」と語り、独身にしろ、結婚にしろ、すべて神からの「賜物」で、その賜物を通して、不品行を避け、神に仕えることが大切であることを確認しています。
0 件のコメント:
コメントを投稿