・きょうもあすも
パリサイ人らが「ヘロデがあなたを殺そうと思っています」と恐怖心を吹き込んで、み働きを挫こうとしました。それに対して主イエスは「わたしは、きょうもあすも次の日も進んで行かなければなりません」と答えます。そこには神によって派遣された者の徹底した献身姿勢が見られます。
・神の都エルサレム
「預言者がエルサレム以外の所で死ぬことはありえない」とあります。エルサレムはダビデ契約により神殿が据えられ、神の都とされた町であり、旧約の民の象徴とされた所でした。それで神はこの町を愛し、預言者たちを遣わして、神のことばを告げた町でした。また最後の「預言者」イエスもまた、エルサレムに死を覚悟して向かっていました。それもすべて神の愛のゆえでした。
・ああエルサレム
「ああ、エルサレム、エルサレム」と主イエスは嘆きのことばを発しています。神が愛ゆえに預言者たちを、さらに神の子キリストを遣わしても殺してしまうことを嘆き、またそれ故に滅びを招くことになることを嘆いています。実際に、その予見のとおりとなり、現代にいたるまでエルサレムは荒廃しています。
私たちは新しく招かれた新約の民ですが、旧約の民の過ちを同じように犯すことがないようにしたいものです。そのためには過去から教訓を得て、絶えず神の愛の大きさと、自らの罪の深さを知らされること、それによって悔い改めと信仰を深めていくことです。
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