2021/10/10 ルカ福音書13:22~30 狭い門から

 ・狭い門から
「努力して狭い門から入りなさい」
 主イエスは質問に答えて救われるための心がけについて語っています。「努力して」とは、運動選手たちが栄冠を得るために必死に努力する有様を示しています。
 「狭い門」とは見つけにくい門、見すぼらしい門、入るのに困難な門ということです。そこで多く者は見出すことがなく、見出しても門前で疑い、躊躇して、入らずじまいの門です。しかしそれでも神の国に入るためには「狭い門から入る」ことが必要です。

・狭い門とはイエス・キリスト
 主イエスは「わたしは…門」ヨハ10:7と語っています。彼のみが神の国に至るための唯一の門です。しかしながら、世の人々は無視し、捨て去る門、あるいは入ろうと思いながらも躊躇する門です。
 ただ神に目が開かれた者たちのみが、それを見出し、永遠の救いに至る門と知らされました。それゆえ彼らは「努力して狭い門から入った」のです。ピリピ3:13に「うしろのものを忘れ、ひたむきに前のものに向かって進み」とあるとおりです。

・ 門が閉ざされる時
「主人が…戸をしめてしまって」とあります。門はいつまでも開かれたままでなく、時が来ると完全に閉ざされます。そのときに、いくら戸を叩いても入ることはできません。
 私たちはキリストによって招かれている者たちです。それが「狭い門」だからといって躊躇せず「ひたむきに」信仰を持って進んで行きましょう。

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