2021/7/4 ルカ福音書12:8~12 イエスを告白する

 ・イエスを告白する
 主イエスは「わたしを人の前で認める」ことの大切さを示しています。それは洗礼式のときだけではなく、生涯にわたることです。そして、地上の告白が、即、最後の審判に反映されるのです。「人の子もまた、その人を神の御使いたちの前で認めます」とあるとおりです。

・イエスを否認
 反対に、自分ではイエスの弟子との自覚があっても、イエスを人の前で否認した場合も、即、最後の審判に反映され、その人が否認されることになります。
 しかし何度かイエスを否認したとしても、心から放棄して聖霊を汚すのでない限り、悔い改めによって、立ち返ることが赦されます。
・聖霊による告白
 また弟子たちが、困難な中でも信仰告白をしようとする時に、「聖霊が教えてくださる」とあります。聖霊はイエスの霊、約束の霊で、前向きにイエスを告白しようとする弟子たちにともなうのです。その聖霊による教えと告白を通して、世に対して鮮明な証をなし、同時に弟子たちも成長することになります。

・信仰告白…「神のもとにいたる道」
 ナチスの時代に告白教会を設立したボンヘッファーはこの世は「通り過ぎるもの」ではなく「神のもとにいたる道」であると語っています。つまり私たちは困難があったとしても、明確な信仰告白をなすことで、御国に凱旋することができるということです。

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