・神の国の現実
主イエスが弟子たちを休ませるために辺鄙な野に退いたときに、多くの群衆も主イエスをしたってついてきました。「日も暮れ始めた」ときに、主イエスは弟子たちにたいして「あなたがたで、何か食べる物を上げなさい」と語られました。ところが彼らの手元には「五つのパンと二匹の魚のほか何も」なかったので、当方に暮れました。地上での神の国の現実は、しばしば、欠乏、小ささ、弱さ、危機です。
・神の国の祝福
しかし主イエスは群衆を五〇人ほどのグループにして座らせてから「イエスは、五つのパンと二匹の魚を取り、天を見上げて、それらを祝福して裂き、群衆に配るように弟子たちに与えられた」とあります。「五つのパンと二匹の魚」は、決して、小さなものではなく、神の恵みによる賜物として感謝し祝福しているのです。 次に「裂き…配る」というふうに神の国の交わりを作っています。また弟子たちも群衆もこの交わりを繰り返したとき、そこに神の国の恵みと祝福が、出現しました。
・ボンヘファー「共に生きる生活」
「感謝ということは、キリスト者の生活の他の方面においてもそうであるように、キリスト者の交わりにおいても大切なことである。小さなことに感謝するものだけが、大きなものを受けるのである。」
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