・悪霊につかれた男
主イエスがガリラヤ湖の向こう側のゲラサ人の地方に着いたときに、悪霊につかれた男に出くわしました。彼は着物も着ずに墓場に住んでいました。悪霊は彼を凶暴にし、荒野に追いやり、悲惨な状態におとしめていました。
・その名はレギオン
主イエスが彼の名を問うたとき彼は、「レギオン」と答えました。男の名ではなく、悪霊の名です。レギオンとはローマ軍団のことで、大勢で、強いことを示します。それほどの悪霊が、一人の人間に取り付いていたというのは驚きです。悪霊がレギオンであるぶん、この男の悲惨さと苦しみは計り知れません。
主イエスは悪霊を追い出すときに、豚の群れに入ることを許しました。それと同時に、豚の大群は狂乱化していきなり崖を駆け下りて湖で溺死しました。
・救いと証
悪霊につかれていた人が正気に戻ったときに、イエスのお供をしたいと願い出ました。自分自身の救いを通してイエスの愛を知り、感謝と従順の生涯を送りたいと願ったからです。しかしイエスは「家に帰って、神があなたにどんなに大きなことをしてくださったかを、話して聞かせなさい」と語られました。
私たちは、レギオンなどに取り憑かれた経験はありません。しかし罪の奴隷であった点は、似ています。しかもその贖いは豚どころではなく尊いイエスの血によったのです。
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