・「あなたの敵を愛しなさい」
主イエスは新約の民の姿勢として「あなたの敵を愛しなさい」と命令します。旧約では「あなたの隣人を愛せよ」とありますが、「敵を愛する」というのは、幾倍も高レベルの愛です。
「憎む者に善を」「のろう者を祝福」「侮辱するものために祈りなさい」と愛を具体的に述べております。
・罪人たち以上の愛
さらに「片方の頬を打つものには、ほかの頬も向け」「 上着を奪い取る者には、下着も拒んではいけません」とまで命じられています。
さらに「罪人たちでさえ、自分を愛する者を愛しています」と、世の中で言われる愛は、実は罪人たちも持つ自己中心の愛であることを示します。新約の民の愛は、世の愛を超えた愛でなければならないことを畳み掛けて強調しております。
・天の父にならう愛
「そうすれば…いと高き方の子どもになれます」と締めくくります。愛の実践を通して、単に神の民としての義務を果たすというだけではなく、「敵を愛する」とは神の愛の姿であり、その実践を通して私たちは神に似た者、神の生命を持つ子となるということです。
私たちが「敵を愛する」を心がける時、まずは生来の自己中心のエゴにより挫折します。しかしそのときに神の子キリストを見上げ、神の愛に直にふれることで少しずつ「愛」にならう者に変えられるのです。
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