2019/1/6 ミカ書6:6~8 へりくだって神とともに


何をもって主の前に
 預言者ミカは「何をもって主の前に進み行」くべきか、何が神に喜ばれるのかと問うています。新年の礼拝で、私たちも同じような問いかけをすべきです。
「全焼のいけにえ…」とあります。物や業などの犠牲だけを献げるのが真の礼拝か問い、それを否定しています。幾ら多くのもの、貴重なものを、見栄や自分勝手な考えで献げたとしても形だけの礼拝を神は喜ばないのです。

・公義と誠実を愛すること
「主は何をあなたに求めて」おられることは「ただ公義を行い、誠実を愛し」とあります。公義とは神の義を知り、それを社会生活、家庭生活において実行することです。誠実を愛するとは、神が「あなた」になす誠実を知ることから始まります。誠実とはヘブル語でヘセドと言い、恵み、愛、いつくしみという意味も含まれます。次に、それを愛して隣人に対して同じように行うことです。

・へりくだって神とともに
 「へりくだってあなたの神とともに歩むこと」とは、ミカが示す主要な信仰姿勢です。自己中心な存在ですから、それを押しとどめ、砕くことが大切です。そのようにして、神の道を知ることができ、神の歩まれる道を、神に従って進むことができるのです。
 またこの生き方は聖書が理想とするもので「エノクは神と共に歩んだ」創522,「ノアは神とともに歩んだ」6:9とある通りです。