・真理による聖別
「真理によって彼らを聖め別って」とあります。真理とは永遠に変わらないもので、神の領域にのみ属するものです。しかしイエスの弟子たちには与えられ、彼らを聖別する働きをします。弟子たちは、本来、世の罪と汚れに染まっていた者たちですが、真理によって、世にありながら、神の民として存在できます。
・みことばは真理
「あなたのみことばは真理」とあります。みことばは人間のことばと同じようですが、本質は不変で、神の力と生命に満ちています。そして世にある弟子たちを聖別する力があります。「神のことばは生きていて、…両刃の剣よりも鋭く、たましいと霊、関節と骨髄の分かれ目さえも刺し通し…判別することができます」(ヘブ4:12)とあるとおりです。 また汚れたときには、心を洗いきよめる力があります。
・真理のための派遣
「わたしも彼らを世に遣わし」とあります。弟子たちは世において真理とともに生きるのですが、同時に、真理を証するために世に派遣されています。
世の人々は、様々な偽りの中に翻弄されて生き、滅びていきます。その世において、弟子たちが真理の証しをすることで、同じ真理に招かれる人々がおこってくるのです。