・ニコデモと夜
ニコデモはパリサイ人として律法と伝承によって行いを積み重ねて、神の国に入ることができると考えていました。しかし老年になっても、神の国に近くなっているとは思えませんでした。昼は指導者然としていましたが、夜は迷える羊でした。
・イエスと神の国
彼は、主イエスの様々なしるしを見て、イエスが「神のもとから来た教師」と思いました。そこで、イエスのもとを尋ねたのです。
彼が求めていた神の国とは、旧約ダニエル書などで預言されていることで、神が支配する国のことです。この世に到来し、しかも後の世にまで続く国です。人がその国に入れられるならば、幸いを得、また永遠の生命を持つのです。
・新しく生まれる
主イエスは彼に対して明瞭に語られます。「人は、新しく生まれなければ、神の国を見ることはできません」
神の国には人間の努力を積み重ねても入ることはできず、神の生命を受けて生まれ変わるのでなければ不可能なのです。地上の生命は地上の生命で終わり、天の生命だけが神の国の恵みと祝福に預かるのです。
・信仰による
神の国は、キリストの到来とともにすべての人に提供されていMS雨。そして神の国に入る手段はすべての業と誇りを捨てて、ただキリストを信じる信仰だけです。