2012/2/26 ローマ12:17~21 悪に対する処方箋

・悪に対する処方箋・・悪を報いず
  私たちは地上で生活する限り悪との遭遇があります。その際に、私たち自身は自分のうちから出てくる悪にもサラされます。そこで「悪に悪を報いることをせず」の態度が肝要です。  また善と平和の民にふさわしい対応が必要です。「すべての人が良いと思うことを図ること」「すべての人と平和を保つこと」です。

・復讐してはならない
  「復讐」とは、昔は悪に遭遇した際の正義の手段でした。異教徒間でも律法でも、その規定があります。しかしキリストの民は、それを放棄します。「自分で復讐してはいけない」のです。キリストがそうであったように、キリスト者は神の復讐をではなく平和の大使です。どのような時にも神の平和を証しします。  悪は神に対する反逆ですから「神の怒りにまかせる」のです。正義の神は悪をいつまでも野放しにされることはありません。

 ・善をもって悪に打ち勝つ
  私たち自身の悪に対する対応としては「善をもって悪に打ち勝つ」以外の方法はありません。「敵が飢えたら食べさせ」「渇いたなら、飲ませる」のです。このような対応から、悪の権化も神のものとされる場合も起こってきます。初代教会もそうでしたし、後の福音宣教もこの方法で進展してきました。  キリストを土台として建てられる教会は平和の都そのものであり、神御自身が守られる場所です。