・上に立つ権威
ここで「上に立つ権威」とは、国の政治システムのことを意味します。私たちの国では、国民の総意として法と政治システムが存在します。それもまた私たちの「上に立つ権威」です。
それは異教徒が携わっている場合が多いのですが、「神によらない権威はなく」、すべて「神によって立てられたものです」。それ故、教会はそれらを重んじます。神は教会の主ですが、また世界の支配者であり、彼らを通して世を支配しておられます。
・「神のしもべ」であるから従う
国家の政治システムと法に仕える人々は「神のしもべ」であり、その働きは基本的に「神のしもべ」としての働きです。私たちは彼らを重んじるべきです。
彼らはまた、私たちに益を与えるための「神のしもべ」であり、私たちが地上の生涯を平安で敬虔に過ごすことために奉仕しているのです。ですから、「良心のために」進んで従うべきです。
・国家と為政者のために祈る
しかしながら、国家には悪が潜んでいることも覚えておくべきです。ヨハネ黙示録に描かれているように、時に国家が悪魔的獣に支配され、私たちの信仰の世界に土足で踏み込んでくることがあります。その時には、神とキリストに対して「死に到るまで忠実」が私たちの姿勢です。しかしそうならないように、国家と為政者のために祈る必要があります。