09/03/29 神の国と聖霊 マルコ3の13~

・様々な非難に対して
 福音宣教が進展するに従って、主イエスについての色々な非難やデマそして悪い噂も広がっていきました。「気が狂った」「悪霊の頭ベルゼブルで悪霊を追い出している」などとです。
 主イエスは、そのような非難や噂に対してもキチンと対処しました。神の国は霊の働きとして進展すると同時に、非難に対する対処の言葉も伴いました。信仰者たちも、そのようにして噂に惑わされず、確固とした信仰生活をなし、証をなしてゆきました。

・神の国と聖霊
 ベルゼブル云々の非難に対しても、主イエスはたとえで彼らの非難の矛盾を指摘し、非難を退けます。
 「サタンがサタンをどうして追い出せましょう」とあります。地上は表面はどのような勢力が起こったり対立していたとしても、根底にあるのはサタンの支配です。ユダヤでも事情は同じです。律法学者自体もサタンの手先になっているのです。地上におけるサタンの絶対支配は地上の力では揺るぐことはないのです。地上にある限り、悪霊たちが内部分裂も内輪もめもすることはありえません。
 それではどうして悪霊が追い出され手いるのか。それは地上の支配者であるサタン以上の霊が働いているからです。それこそ神の霊です。

・霊的洞察をもって信仰生活をする
 私たちの周囲でも、しばしばキリスト教信仰についての非難やデマ、悪い噂が流れることがあります。しかしそれに惑わされることなく、私たち信仰者の周囲において神の国が勢力を広げ、聖霊の働きが胎動していることを覚えるべきです。
 この例的洞察で、私たちは確固として惑わされることなく聖霊の器として信仰生活を築き、福音を証することができるのです。

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