2022/10/9 1コリント1:18~25 十字架のことば

 ・十字架のことば
 「十字架ことば」とは、福音のことです。世の多くの者たちは「キリストが十字架にかかった」との内容に躓き、「愚か」と断じて滅びにとどまります。しかし「十字架のことば」は、神によって、心開かれて信じるに至った私たちにとっては「神の力」として、罪をきよめ、新しい生命を作り出します。

・宣教のことば
「知恵ある者の知恵を滅ぼし」とイザヤ書の預言を引用して、聖書に一貫した神のお取り扱いを示しています。 神の前では、いつの場合でも、知者の知恵は滅ぼされ、賢者は愚かとされるのです。
「十字架のことばの愚かさ」が「宣教のことばの愚かさ」21と言い換えられています。「宣教のことば」とは神の救いの公布ということです。それは人間の知恵も努力も必要なく、世の知者には「愚か」とみなされます。しかしそこに世の知者を退ける神の知恵があります。

・キリストは神の力
「十字架のことば」「宣教のことば」の愚かさによって提示されるのは「キリスト」です。キリストは十字架につけられ、全世界に宣教されている神の救いそのものです。どの国民にとっても躓き、愚かとみなされるのですが、召された者たちには、そこに神の力と知恵が顕わにされるのです。
 召された私たちは、ただ世の知恵を排してキリストによってのみ教会を作るのです。

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