・教会の一致
「みなが一致して、仲間割れすることなく、同じ心、同じ判断を完全に保って」とあります。キリスト信者はキリストにあって兄弟姉妹どうしであり、霊的に1つのもとされており、それゆえに具体的な形で一致を作り保っていくようにとの勧めです。この「教会の一致」の勧めは、ヨハネ福音書17章で主イエスご自身が切に祈っているテーマです。
・キリストが分割されてはならない
ところがコリント教会では、際立った形で一致が失われ、互いのグループが対立している状態でした。
「私はパウロに…私はアポロに……私はケパに…私はキリストに」といった状態でした。
そこでパウロは福音は、そのままキリストの体としての教会の中で実践されなければならいことを示します。ですから、教会の分裂は「キリストを分割する」というような冒涜的行為であることを示して諌めています。
・十字架がむなしくならないため
「キリストの十字架がむなしくならないために」とあります。キリストの福音は、いわゆる十字架の性質を持っており、まずは人間的知恵や誇りが砕かれてから、そのまま純粋に据えられる神の真理です。人間の知恵、誇りによって歪曲されて受け取られたのでは「十字架がむなしく」なるのです。
これは、コリント教会だけではなく、私たちの教会も、深く探られなければならない点です。
0 件のコメント:
コメントを投稿