2022/7/10 ルカ福音書21:5~19 時の終わりに

・神殿を前にして
「宮がすばらしい石や奉納物で飾ってあると」感嘆していた人々に対して主イエスは、その破壊されることを予告します。そして真の信仰は、目に見える神殿に依存するような形式的なものではないことを示し、さらに目まぐるしく変遷する時代の中で、内なる確信として培われていくことをしめします。

・時の終わりに…信仰の確立と証
 時の終わりは、すぐに来るわけではなく、それまでに様々な困難がやってきます。偽キリストによる惑わしがその一つです。彼らは人々がパニック状態のときに現れてきますが、その際に、キリスト者は何が真理であるかを判別して、そこにしっかりと立つ必要があります。
 また迫害の時があり、人々は偶像や世の流れに染まるように強制します。そうしたときに、キリスト者は聖霊に励まされて、証をすることで、自分の心の内に不動の信仰を養っていきます。

・世の終わりに…忍耐
 キリスト者の困難は、一時のものではないので忍耐が要請されます。信仰にしっかりと踏みとどまるということです。そして、キリスト者は困難から逃げることではなく、むしろ忍耐して信仰にしっかりと踏みとどまることで、自分の生命を勝ち取ることができるのです。
 私たちは安穏とした信仰生活を願いますが、主イエスのみ心は、困難な時代にあって、一人一人がしっかりと信仰に立つことです。
 

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