・再臨と待望
主イエスは婚礼から帰る主人とそれを待つしもべたちにたとえて、ご自身の再臨と弟子たちの信仰姿勢について語っています。「腰に帯を締め、あかりをともして」とは仕える姿勢と心が覚醒した状態で主人を待つしもべたちの姿勢ですが、ちょうどそのように、弟子たちに対して、主イエスの再臨を待望するように警告しています。
・報いと幸い
「帰って来た主人に、目をさましているところを見られるしもべたちは幸い」とあります。「目をさましている…しもべ」とは、仕える姿勢と心が覚醒した状態を保つしもべたちのことです。彼らに対して、たとえの主人は大きな報いを与えています。ちょうどそのように、主イエスご自身も、忠実な弟子たちに対して大きな報いと恵みを与えることが示されています。
・用心していなさい
最後に「あなたがたも用心していなさい。人の子は、思いがけない時に来るのですから」とあります。
現代は、主イエスの再臨を信じる者が少ない時代です。世の人々は、全く馬鹿げたことのように考えています。またキリスト者の中でも、救いを心の中だけに矮小化し、再臨という歴史上におこる救いをリアルに受け止めない傾向があります。しかし、そのような信仰は空虚です。
私たちは、このような時代だからこそ、「用心して」再臨待望の信仰を失ってはなりません。その信仰だけが、神の国で完成し、報いを受ける信仰でだからです。
0 件のコメント:
コメントを投稿