・「きょう ダビデの町で」
ルカの福音書では降誕の知らせを最初に受けたのは羊飼いたちだったとあります。彼らに御使いは次のように語っています。「きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主が…」とあります。「きょう…あなたがたのために」と、降誕の知らせは、きわめて切迫感をもって語られています。さらに「救い主」について「飼葉おけ…みどりご」と、意外なほどにみすぼらしい姿が啓示されています。キリストは世の価値観で見た時にはいつもそうです。
・ 天の軍勢
しかし、その「飼葉おけ…みどりご」の知らせとともに天の軍勢が現れて神に賛美しています。一人の御使いでも輝かしい姿なのに、天の軍勢の輝かしさは筆舌に尽くしがたいほどでした。彼らの輝かしさは「主の栄光」を反映したものであり、また「みどりご」を霊の目で凝視したときに顕になる輝きです。
・「天に栄光、地に平和」
彼らの賛美は「いと高き所に、栄光が、神にあるように。地の上に、平和が、御心にかなう人々にあるように」とあります。「みどりご」によって父の神が、新たに賛美されること、さらに「みどりご」を通して、人とともに臨在し、平和、救い、愛、永遠の生命を与えるということです。
そして「御心にかなう人々」とは、ただ羊飼いたちだけではなく、現代でも福音が伝えられ、それを信じるすべての人々のことです。
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