2020/9/13 ルカ福音書6:46~49 岩に建てられた家

 ・「主よ。主よ。」と呼びながら
 主イエスは山上の説教の締めくくりに、ただ聞くだけで決して行おうとしない弟子たちに対して、警告の言葉を語ります。つまり「わたしを『主よ、主よ。』と呼びながら、わたしの言うことを行なわない」者たちです。
 人は、ただ福音を聞くだけで、主イエスの弟子であり、救いに入れられていると錯覚しがちです。しかしその点は、それぞれが自分の信仰姿勢をチェックする必要があるのです。

・岩に建てられた家
 そこで主イエスはたとえによって「(主イエスの)ことばを聞き、それを行う人たち」について先に語ります。「その人は、地面を深く掘り下げ、岩の上に土台を据えて、それから家を建てた人…」とあります。み言葉を聞いて行おうとするとき、人は肉の脆弱さを悔い改めて、キリストにより頼むようになります。そのキリストこそ「岩」です。このような人々は試練のときにも決して、揺り動かされることがないのです。

・土台なしの家
「聞いても実行しない人は、土台なしで地面に家を建てた人」とあります。み言葉を聞くだけで行わない人は「聞く」というだけで、キリストの弟子であると錯覚している人です。しかし決してキリストがその人の信仰の礎になっておらず、ただ肉の思いだけで信仰生活を送っているのです。そのような人は、外見は他の弟子たちと何ら変わらないようでも、試練がその信仰の脆弱さを顕にすることになります。

0 件のコメント: