2019/5/19 出エジプト3:1~15 神の名と召命


・燃える柴
 モーセは羊を追ってホレブの山に来た時、柴が燃えていたのに焼け尽きないという不思議な光景を目にします。彼が近づいていった時に柴の中から、神の声が聞こえました。
 さらに「わたしは、あなたの父の神、アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神である」と。神は、アブラハムをはじめとした父祖の神であり、彼らとの契約を覚えてモーセに現れたのです。神との出会いの場は聖なる場であるので、モーセはご命令によって靴を脱いでひざまづいていました。

・神の名と召命
 神は契約に従って、モーセに対してイスラエル人の救出の召命を与えました。そこでモーセは神の名を問うたところ「わたしは「わたしはあるという者」である」と告げます。さらにその神のご性質を表す名として「主(ヤーウェ)」と告げます。その名は、昔も今も未来も共に存在し、契約を実現する神ということです。そして主なる神が、モーセにご自分の名を新たに知らせた時、旧約の救済史は大きく動き出しました。

・私たちに示される御名
 私たち新約の民には、モーセ以上に御名が啓示されています。それは神の子イエスの名です。私たちの場合も、礼拝ごとに彼の名を心の深くに知らされるごとに、私たち自身と私たちの周辺は、その名にふさわしい方向に動いていくのです。