・生ける神
主イエスはサドカイ人たちとの復活論争において、出エジプト記3章をとおして、神がどのようなお方であるか示しています。
そこではモーセが羊飼い時代にシナイ山に赴いたときに不思議な光景を目撃したことが記されています。「火で燃えていたのに柴は焼け尽きなかった 」とあります。つまり神は常に生きておられる方であることです。
・生きている者の神
しかしまた、ここでは神のもう一つのご性格が啓示されています。「神がその燃える柴の中から語りかけて『わたしは、あなたの父の神、アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神である。』 」とあります。このことばは、神が民との関係をもけっして絶えさせることがない方であることを示されまています。主イエスはこの言葉を引用して、死者の復活の証明としています。つまり「神は死んだ者の神ではありません。生きている者の神です。」とあるとおりです。神は信仰によって御民とした者をいつまでも覚えておられて、必ず復活に至らせるということです。
・復活の証人
私たちの教会の召天者たちも、見える形ではその姿を見ることができませんが、神に覚えられ、神と共に生きている人々です。真実な神は、主イエスによって、その約束の通り新しい肉体の復活に至らせてくださるのです。そこで召天者たちは、私たちにとって、復活の証人として、声なき声で証し続けています。