2018/8/5 使徒の働き14:1~18 むなしいことを捨てて


・信仰と癒やし
 ルステラでパウロが福音を語ったときに「足のきかない人」がいて、信仰心を持ちました。そのことを察知してパウロは「自分の足で、まっすぐに立ちなさい」と命じると彼は飛び上がって、歩き出しました。全くの異邦人でも信仰によって癒され、救われることが証しされたのです。

・むなしいことを捨てて
 しかしルステラの人々は、まったく的外れの応答をしました。彼らが神々の化身と早合点して、彼らに対して生け贄を献げようとしたのです。異邦人の彼らは、昔から偶像崇拝に染まっていたからです。
 そこでパウロとバルナバは、自分たちは、人間に過ぎないことを必死に訴えました。さらにそのようなむなしいことを捨てるようにと語ります。「むなしいこと」とは、空虚なこと、意味がないこと、益にならないことです。

・生けるの神に立ち返る
 さらに「生ける神に立ち返るように」と訴えます。「生ける神」とは目に見えないが実際に生きて存在する神ということです。その神こそが、地上の生活においてだけではなく、永遠に「あなた方の心を満たす」ことのできる方だからです。

 パウロのことば、そのまま現代日本にも、当てはまることばです。