・迫害と石打
パウロはルステラでの宣教を進展させていましたが、ユダヤ人と異邦人の保守派が彼らを迫害します。「パウロを石打にし、死んだものと思って、町の外に引きずり出した」とあります。「わたしの名のために、どんなに苦しまなければならないか」が改心時の啓示でしたが、ちょうどその体験をしたのです。しかし苦難の中に神の恵みが満ち溢れます。「 弟子たちがパウロを取り囲んでいると、彼は立ち上がって町にはいって行った」 とある通りです。
・苦難と救い
パウロたちは、さらに町々で福音宣教をなし「多くの人を弟子と」しました。福音を信じた人々が、より福音に学び、キリストに従うように導いたのです。そして弟子としての覚悟を次のように語ります。「私たちが神の国にはいるには、多くの苦しみを経なければならない 」。地上において、多くの苦しみを体験することは、神の計画であること。弟子たちはその苦しみの中で、信仰を強くされていくということです。
・苦難と救い
ローマ5章にも次のようにあります。「3患難が忍耐を生み出し、4忍耐が練られた品性を生み出し、練られた品性が希望を生み出す」。このことは、現代の弟子たちについてもまったく同じです。特に日本という異教的土壌では、宣教の困難、信仰の試みがあります。さらに様々な病気や困難による苦難もあります。その時に私たちは弱るのですが、信仰を保つとき、いっさいが救いにつながるのです。