・福音にふさわしい生活
「キリストの福音にふさわしい生活」とは、さながら古代の都市国家のように、福音を規範として神の国の交わりを形成することです。福音は世の法律や律法と異なり、外側から強制するのではなく、内側から生かす教えです。つまり、それぞれがキリストの福音を知り、それによって生かされて、自発的に福音的な交わりを形成することです。
・自律自由の交わり
その交わりは、使徒の存在の如何にかかわらず、福音自体によって形成されるようにと語っています。それはカリスマ的人物や有力者に左右されてはならないということも意味します。そのためには一人一人が日頃から福音に接して自律自由な福音的的な交わりを築くことを心掛ける必要があります。
・霊を一つに、心を一つに
一人一人が福音にふさわしい生活を志すとき、そこに霊と心の一致が生まれ、教会はしっかりと建てられます。そこに神の限りない祝福が注がれ、神の臨在が顕わになります。そのようにして、教会は世に対してキリストを強力に証することになり、悪の力はそこに入り込む余地すらなくなります。