2016/7/3 創世記17:1~8 全き者であれ



・全能の神
 アブラムが99才になったときに神はご自身を「わたしは全能の神」と啓示されます。全能とはオールマイティーということで、どんなことでもできるということです。天地創造と破壊、死と復活、無から有を創造することなどです。またその力をアブラムの益のために用いて下さるということを示しているのです。アブラムにとって全能かつ愛の神ということです。

・全き者であれ
 「全き者であれ」と神はアブラムに語ります。「全き」とは「完全な」「傷も汚れもない」「非難されるところがない」という意味です。それは神に全幅の信頼をおいて歩むことによって実現する状態です。神は御民をご自分と同じような者となるように招いておられるのです。
 アブラムはアブラハム(諸国民の父)という名をいただきます。そして、後の信仰者たちの父、祖型とされます。

・私たちもまた
 私たちは信仰によるアブラハムの子孫で、私たちに対してもまずご自分が全能者であることを示しております。それはイエス・キリストの死者の中からの復活です。さらに私たちに対して「全き者であれ」と招きの言葉を与えています。
 それはエペソ1:4に次のようにあるとおりです。「すなわち、神は私たちを世界の基の置かれる前からキリストのうちに選び、御前で聖く、傷のない者にしようとされました。」