・三人の御使い
神は、具体的にアブラハムを祝福する段において、旅人の姿の三人の御使いを遣わします。彼らが訪れたときに、アブラハムは心から受け入れてもなします。旅人をもてなすことは、義人の務めでしたし、彼は外から来る人に寛容でした。
・約束のことば
御使いは「私は来年の今頃、必ずあなたの所に戻ってきます。その時、あなたの妻サラには、男の子ができている」との約束のことばを与えます。当時、アブラハムは99才、サラは89才でしたから、子供を産むと言うことは不可能でした。それで、アブラハムもサラも約束のことばを聞いたときに「笑った」のです。このようにして神のことばは、人間の思いと力を超えたことばであることが明らかにされています。
・約束の子
約束のことばに従って、それから1年後にイサクが誕生するのですが、彼の名は「笑太郎」とで言うべき名です。人間の思いを超えた神の恵みを示しています。
イサクのことは、後の時代のキリスト者の予型となっています。つまりキリスト者もまた、約束のことば(福音)によって生まれるからです。次のみ言葉の通りです。
「兄弟たちよ。あなたがたはイサクのように約束の子どもです。」ガラテヤ4:28