・キリストの業と神の愛
キリストが「自分のいのちを再び得るために自分のいのちを捨てる」こととは、十字架と復活のことを意味します。父の神は、その業ゆえにキリストをより愛し、またキリストが築いた救いに導かれた人々を同じように愛されます。
・キリストの権威
「それを捨てる権威」とありまが、キリストは決して悪魔や世の権力者に屈して十字架に架けられたのではありません。それはキリストの絶対的意志であり、それによって民との連帯を持ち、罪を贖い、死と悪魔の力を砕いたのです。
「それをもう一度得る権威」 とあります。つまり十字架の後、ハデスの門を砕き、ご自分の権威で再び生命を獲得して復活したことを意味します。これによって、キリストはご自分の生命の道を、民のために盤石なものとしました。
・生命を得るため
私たちは、地上の生活において、罪と死の支配に喘いでいますが、キリストが備えて下さった救いの中に入ることにより救われます。そこは神の満ちあふれる愛があり、キリストの恵みの権威で守られた世界です。そこには罪の支配も死の恐怖も及ぶことがありせん。私たちは心から、キリストを信じて、彼の救いに入るべきです。