・つぶやきと限界
ユダヤ人たちは「天から下ってきた」という主イエスの言葉に躓き呟きます。彼らは肉的で地上のことだけにしか、心が向けられていなかったからです。
これは、ユダヤ人だけではなくすべての人間がおかれている限界です。私たちは生まれながら目で見、耳で聞いたことだけしか信頼しません。大人になるに従って経験が蓄積され、地上のことしか受け入れない体質が身についているのです。
・父の招き
しかし人間にはできないことを神はしてくださいます。つまり、人間からは父の神も主イエスの真理も知ることはできませんが、父の神の方から「引き寄せる」ことによって、父を知るものとされていきます。つまり聖霊によって心が照らされて、イエスが神の子キリストであることが顕わにされるのです。
・終わりの日の甦り
「わたしは終わりの日にその人をよみがえらせます」とあります。私たちは地上においてキリストを通して神を知らされ、永遠のいのちの種を得ます。そして「終わりの日」に新しい体の甦りという実を得るのです。私たちはこの最終目的に向かって、地上の生涯を生きていきます。
・私たちも自発的に
私たちは「父が引き寄せて」くださるということを覚えて、怠惰になるのではなく、むしろその愛を覚えて、私たちも「神とキリストを知ろう」応答していくことが大切です。