・新しいエルサレム
世の終わりに、古い世界は過ぎ去って、新しい天と新しい地が出現します。罪も死もなく、神の恵みが支配する世界です。神の都エルサレムが、整えられた花嫁のように、天から下ってきます。その時に、キリスト者たちの人生の結末が、思いもよらない喜びと祝福に満たされることが明らかになります。
・神が共に
神の都には神と御子キリストが民と共に臨在します。地上の生涯においても、確かに神の臨在はありました。それは「密やか」であり「霊的に」でした。しかも、神の臨在感は、しばしば失われて、絶望と悲嘆の淵に立たされることが多かったのです。しかし神の都では、常に変わらず、大陽や月が照らすように明瞭に覚えることができます。
・涙がぬぐわれる時
神の民は、地上の生涯においては、悲しみがあり、心の奥底に涙をためているものです。しかし神の都では、神が「彼らの涙をすっかりぬぐい取ってくださる」のです。「もはや死もなく、悲しみ」もなく、彼らは永遠の慰めと喜びに包まれます。
・神の栄光を見る
召天者を覚える時に、ただ過去の悲しみに包まれるだけではなく、「終わりの時」に現される「神の栄光」を信仰の目で見る必要があります。そのようにして、私たちはこの世の悲しみの中でも、喜びを先取りして生きることができるのです。