・世にある人間
神様は人間が2つの世界に依存して生きるように創造されました。第1は神の世界、次に被造世界(世)です。人は堕落以降、神との交わりを避け、目に見える世界に向かうようになりました。しかし、そこは罪の世界、滅びの世界、決して平安はありません。
・立ち返って静かに
「立ち返って静かに」とイザヤは語ります。「立ち返る」とは、振り向くと言うことですから、私たちの心の目を世から離して、神に向くようにと勧めています。神こそが、私たちの心の目を向ける第1の対象です。
その際に「静かに」する必要があります。私たちの神経を刺激していた世の煩い、囚われの思いを沈める必要があります。その「静かさ」の中で、神のみことば、神の御顔の光が顕わにされるのです。その交わりの中で、神が愛と全能の力で「あなた」を救ってくださることが分かります。
・落ち着いて信頼する
次に「落ち着いて信頼する」とあります。「落ち着く」とは、周囲のことに煩うことなく、心を穏やかにすることです。「信頼する」とは、大丈夫だと信頼して心を安らかにすることです。神の前では熱狂も、頑張りも必要なく、ただ「落ち着いて信頼する」ことが大切なのです。
神は、内側からも力を与えてくださり、私たち自身を通して、問題を克服させてくださるのです。