2012/6/3 ローマ16:1~16 教会の風景

・教会の風景・・・その1
  ローマ書最終章で、パウロは挨拶をしていますが、ここに福音によって立つ教会の風景を垣間見ることができます。  パウロはケンクレヤ教会の女執事フィベについて紹介し、ぜひ彼女を助けるようにと要請しています。彼女もまた良く人を助ける女性でした。「助ける」とは「傍にいる」、「傍に行く」という意味合いを持ちます。教会では、助けを必要としている兄弟姉妹の傍に、即行く風景がよく見られたのです。

 ・教会の風景・・・その2
  プリスキラとアクラのことが紹介されています。彼らはパウロの同労者であり、パウロの伝道旅行の当初から協力した夫妻です。「自分のいのちの危険を冒して」福音のため、人のために奉仕する人たちでした。  「あなたがたのために非常に労苦したマリヤ」とあります。ローマ教会の創設のときから、陰(かげ)になり日向(ひなた)になって労苦したのです。 ローマ教会には、このような人々が何人もいましたが、彼女はその代表格でした。  強いられてではなく、自発的に主イエスに仕える姿、しかも主と同じ労苦を喜んでなす人々でした。

 ・教会の風景・・・その3
  またローマ教会の多くは罪悪のどっぷりと浸っていた人々でした。しかし福音を信じて、偶像崇拝とその慣習の絆を断ち切り、また臨在される主イエスに心から献身していたのです。その内面の変化が、外側の交わりに現されていたのです。