・開かずの扉
旧約の預言者たちは、終わりの日にインマヌエルが到来すると預言をしました。しかしその実体は不明瞭で人々にとって閉ざされた扉のようでした。
このことはヨセフにとっても全く同様で、マリヤに起こった出来事を知っても、躓いたままで、マリヤを「内密に去らせ」、離縁しようと考えたのです。
・思い巡らし
「彼が…思い巡らしていたとき」とあります。彼は敬虔な人であったので、神の恵みと力、様々な預言者たちの言葉について、またマリヤとその言葉について思い巡らしたでしょう。その思い巡らしの中で、神の不思議の実体が少しずつ明かにかなるのです。
多くの信仰者たちも「思い巡らし」によって、処女降誕に秘められた救いの世界を再発見しました。
・鍵
ヨセフが最終的に鍵をを見いだしたのは神の啓示によります。御使いが明瞭に不思議の実体を示したのです。「恐れないであなたの妻マリヤを迎えなさい。その胎に宿っているものは聖霊による」と。またイザヤ7:14のインマヌエル預言が示されます。彼が閉ざされた扉を開く鍵は、神と奇跡的預言をそのまま信じることでした。
・インマヌエルの扉
ヨセフは「命じられたとおり」にしたとき、彼はマリヤと宿された幼子を自分のものとしたのです。それは同時に、旧約以来閉ざされた扉を開きインマヌエル(神は私たちとともに)世界に入ることになったのです。
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