2010/5/9 Ⅱテモテ1:3~7 母からの良心と信仰

・私たちが産み育てるべきもの
 使徒パウロは人を育てる基本として、「きよい心と正しい良心と偽りのない信仰」が大切であると述べています。そこからすべての良いものが生まれ出るからです。
 このことは母親と私たちが、目ざすべきポイントです。世の中では知的肉体的能力や様々な技巧が求められるのですが、それ以前に生み育てるべきことから目を離してはなりません。

・きよい良心
 私たちは目に見えることを優先しますが、それでは心と良心は様々な欲と罪に汚れますし、たえず思い煩いの虜になって力を失います。
 「きよい心と正しい良心」とは何よりも目に見えない神に対する一途な心ですが、それは神との交わり、神を見続ける中で養われます。神御自身がきよく、正しい方だから、ご性格が映し出されるからです。
 母親が「きよい心と正しい良心」をもって子どもたちと交わるときに、子どもたちの中にも同じ心が映し出されるのです。

・純粋な信仰
 「純粋な信仰」は「偽りのない信仰」ということです。信仰生活と言いながら、外面の細々としたこと、人の目だけを気にしているならそれは偽りの信仰です。どのような時にも、神を信頼し、神に従うという内なる決意の中で「純粋な信仰」は養われます。
 「そのような信仰は・・・祖母ロイス・・・母ユニケのうちに宿ったものですが、それがあなたのうちにも宿っている」とあるように、私たちの子たちにも映し出されていくのです。「きよい良心」にしろ「純粋な信仰」にしろ良い心は、次世代にも確実に伝播していくのです。

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