2010/5/2 マルコ12:18~27 アブラハム イサク ヤコブの神

・復活論争
 サドカイ人とは、祭司階級の人々で律法(モーセ五書)だけを受け入れ、死人の復活を否定している人々です。彼らは結婚についての詭弁を用いて復活を否定しようとします。七人と結婚した女は「復活の際・・・だれの妻なのでしょうか。」と。

・聖書と神の力は復活を示す
 主イエスは聖書と神の力は信仰者の復活を示していることを明示します。「人が死人の中からよみがえるときには・・・天の御使いたちのようです」と。
 地上の結婚は肉の弱さゆえの制度です。復活の時、天ではさらにすぐれた生命と絆が与えられます。「御使いたち」はさらにすぐれた生命と絆によって神と結ばれ、互いも結ばれています。復活のことを、地上の枠内で考えてはならないのです。 

・アブラハム イサク ヤコブの神
 さらに主イエスは「モーセの書にある柴の箇所」(主エジプト3:6)から「私はアブラハム イサク ヤコブの神」との言葉を取り上げます。神は族長たちに交わりを与えましたが、それは地上の生涯に留まらないのです。地上の生涯が終えた後にも続き、彼らは神の生命によってなお、生きているのです。神は契約の愛において永遠で、死に勝利する復活の力を有する方です。

・復活信仰に生きる
 私たちの時代は、地上のことだけの時代です。人々の心は、やがて来る死に対する恐怖と不安に満ちています。この時代、私たちは永遠の絆と復活の生命を下さる神を信じ、その礼拝者として生きることが許されているのです。

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