・「子どもたちをわたしのところに」
人々がイエスの元に子どもたちを連れてきたときに、弟子たちは彼らをしかりました。弟子たちの考えでは、子どもたちのような社会的にも、能力的にも取るに足らない者は、王であるイエスのもとに来る資格がないと考えたのです。
しかし主イエスは弟子たちの態度に対して憤っていわれました。「子どもたちを、わたしのところに来させなさい。」と。
・神の国は地上の国と異なる
地上の国では、どこに加入するにも人間の力、資格、能力、財産、経験などが求められます。それらは自分を高ぶらせますが、神を崇めることはないのです。
しかし神の国では、あらゆる面で地上の国の原理とは全く異なります。神の国は、主イエスと御業によってもたらされ、神と恵みが支配します。そこではかえって、人間の力、能力、経験、功績などは、邪魔で妨げになります。むしろ子どもたちのように、自分の無力を前提に、恵みを信じてただ受け取る姿勢が大切になります。
・神の国は「子どものように」が条件
「子どものように神の国を受け入れるのでなければ、決してそこに、はいることはできません」
神の国に入るには「子どものように」が条件になります。それは自分の功績、経験、能力は、除外すること。むしろ自分の前に提供されているイエスと御言葉を、恵みのプレゼントであるとして、受け入れると言うことです。神の国の「みことばはあなたのちかくにある」(ローマ10:8)からです。
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