・理想の人
現代は価値観を見失い、同時に理想の人間像を喪失した時代です。聖書は神が求める「理想の人間像」を提供しますが、イザヤ書42章の「しもべ像」もその1つです。「しもべ」はメシヤ(キリスト)御自身ですが、また彼を信じて「神の子とされた人々」に対して神が求めておられる人間像です。
・自己中心を否定
42章前半で、イザヤは「しもべ」について、7つの否定形を用いています。それは人間的な荒々しさや、虚栄、気ままさ、自己中心などの否定を意味しています。肉的な態度の徹底的否定を通して、神の「しもべ」像を浮き出させているのです。
・優しさ
この中で注目されるのは「彼はいたんだ葦を折ることもなく・・・」という姿です。痛んだ葦は少しの刺激で完全に折れてしまいます。「くすぶる燈心」は少しの粗雑さで消えてしまいます。人間はみな痛んでおり、弱さを持ちます。しかし彼は人間の弱さを知り、限りない優しさを持つ方なので、さらに痛めることなく生命を新生させるのです。
・忍耐
「彼は衰えず、くじけない。」時代の中で神の御心を遂行しようとするときには、色々な困難が伴います。そこで衰えそうでも衰えず、くじけそうでもくじけない忍耐力としぶとさが必要なります。それはただ神に信頼し切る信仰心から生まれます
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