・独身と結婚
パウロは、まず独身の勧めをしています。世に囚われず、神奉仕、御国待望には「良い」としています。
「しかし、もし自制することができなければ、結婚しなさい」とあります。性的情欲は不品行に向かわせる危険があります。それを避けるために結婚は神によってもうけられた恵みの手段です。それもまた神の前に「よい」「聖い」ものです。
・離婚いけません…相手信者
信者同士に対して「妻は夫と別れてはいけません」「夫は妻と離別してはいけません」と命令します。時代時代に、様々な離婚の理由が主張されることがありますが、どのような理由であれ、信者どうしの離婚は禁じられています。結婚自体が「よい」「聖い」あり方だからです。
「別れたのだったら、結婚せずにいるか…和解」とあります。新たな結婚のための離婚は、姦淫とされています。それで「結婚せずに」とあります。「和解」はいつでも「よい」関係の再構築となります。
・離婚いけません…相手が未信者
未信者の伴侶が「承知している場合は、離婚してはいけません」とあります。その理由として「信者でない夫(妻)は妻(夫)によって聖められて」とあります。キリスト信仰による聖めとは、外にも広がり、信仰者の家庭全体に及ぶのです。
「離れていくのであれば、離れて行かせなさい」とあります。伴侶がキリスト教信仰を嫌って離婚しようした場合のことです。キリスト者は元々、信仰によって神の前に自由にされているのですから、その場合は「そのまま」の状態で「平和」に神に仕えるよう勧めています。
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