・時を見分ける
主イエスは群衆に対して、次のように語り非難しています。「地や空の現象を見分けることを知りながら、どうして今のこの時代を見分けることができないのですか。」
確かに世の人々は、気象の変化について関心を持って見分けるのですが、「この時代を見分け」ようとはしないものです。つまり、この時代が神の怒りの下にあり、世の終わりに直面しているということです。
・自ら進んで判断する
さらに「なぜ自分から進んで、何が正しいかを判断しないのですか」とあります。人は誰かに、自分の罪を指摘されてもなかなか、それを認めようとしない存在です。そこでいつでも自分から自発的に罪を察知して悔い改め、神との和解をえる信仰姿勢が大切になります。
・悔い改めと和解の時
最後に主イエスはたとえを通して、神の裁きを免れるために、悔い改めて和解することの大切さを示します。その和解の道とはイエス・キリストです。
私たちは、さながらこの債務者で、神の怒りと裁きの下にある債務者また罪人です。そのことを認識し、自発的に心から悔い改めて、神が用意してくださっている和解を受け入れる姿勢が大切です。