2021/3/7 ルカ福音書10:1~16 神の国は近づいた

 ・「神の国」宣教の緊急性
 主イエスは「別に七十人を定め」て派遣しています。彼らに対して、幾つかの命令を与えています。「働き手」が加えられること、「狼の中に小羊を送り出すような」危険が伴うこと、財布持たず、挨拶もせずに宣教地に行くことなどです。それらはみな「神の国」宣教が緊急性を要した働きであることを示す命令です。

・神の国は近づいた…救い
 弟子たちの宣教の内容は、一言で「神の国が近づいた」とあります。「神の国」とは、主イエスと共に到来した神の支配です。それは「すでに」と言う側面と「まだ」という2つの側面を持ちます。「すでに」とは、福音と聖霊による支配として現れ、「まだ」とは最後の審判と共に公然と現されるからです。そして神の国の福音を受け入れた者は、最後の審判の中で救いが明らかにされます。

・神の国は近づいた…裁き
 最後に主イエスは「神の国」の福音を受け入れない者たちに対して、警告を与えています。「その日には、その町よりもソドムのほうがまだ罰が軽い」。
 私たちはこの町で「神の国」宣教を委ねられています。まずは自分自身が「目を覚まして」福音に聞いて応答すること。次に宣教によって町の人々が「目を覚まして」救いに入れられることを祈りましょう。

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